にっぽん食糧供給プロジェクト
2012/01
26

表裏一体

Posted on 2012 年 1 月 26 日 by takumi

最近この言葉を意識する。

例えば「光」と「影」

例えば「生」と「死」

そして「終わり」と「はじまり」

ひとつだけでは存在し得ない。

他方がなければ成り立たない。

そういった概念。


その両者は同じことじゃないかと思うことがある。

明確に違うはずなのに、そう錯覚してしまうことがある。

果たしてそれは錯覚なんだろうか?

暗闇の中に影はない。

生まれることは死に進みだすこと。

何かが終わらなければ何も始まらない。

その両者には明確な区分があるとは思う。

ただ、そのどちらかに執着することが必要なのだろうか?

その本質は、実は同じことなんじゃないだろうか?

表裏一体のものは、その両者の間に性質を分ける明確な区分があるが、

それは互いの輪郭を際立たせるためにあるだけじゃないんだろうか?

僕は哲学者ではないので、そこに対する明確な答えは持っていないけど。


2012年は大きな転換期となるだろう。

所謂パラダイムシフトが現実に起こることになる。

望む望まざるに関わらず。

それが、「終わり」の始まりなのか「はじまり」の始まりなのかはわからない。

ただ、その両者の本質が同じなのであれば、大切なことはひとつだけ。

しっかりと理解すること。

わからなくとも、理解しようとすること。

そして、自分なりの答えをもって、それに臨むこと。


すでに賽は投げられた。

主義主張を披露して議論をしている時期は過ぎた。

この国の行方を政治が示すことに期待できない以上、自分達で探すしかない。

あるべき姿やより多くの人が笑顔になる方法。

そして、自分や家族や友人が幸せになる方法。

「出来るのか?」と聞かれると自信があるわけではない。

ただ、その決意だけは忘れたくない。


ちょっと真面目に書いてみた。

2011/12
31

2011年を振り返る

Posted on 2011 年 12 月 31 日 by takumi

2011年は色々なことがあり過ぎて、語りつくせない年だった。

そして、自分の不甲斐なさを実感した年でもあった。

というよりも、何も出来なかった。


東日本大震災や原発事故。

何が正しいかわからない中で、判断もつかずに右往左往しているだけだった。

「心を寄せる」とか「祈る」とか言いながらも、結局は何ができたわけではなかった。

自分は何か出来るのではないだろうか?

その自問自答をしているうちに時間だけが過ぎた。

結局したことと言えば、些細な寄付や物資の支援。

他者が作った枠組みの中で、自分に負担がかからない範囲のことだけだった。


TPP

いろいろ調べて勉強した。

自分なりの答えやその根拠も得た。

でも、それだけだった。

「よく勉強しているね」「詳しいね」とか他者に評価される機会は増えた。

ただ、それだけだった。

僕は、誉められたくて勉強したわけじゃない。

不甲斐ないの一言だった。


そこから、僕の歯車は狂っていったんだと思う。

一言で言えば、「放棄した」一年だった。

考えること。表現すること。活動すること。

全てを「忙しい」という言葉で切り離し、逃げていたんだと思う。

それに慣れていたんだと思う。


「どうしようもない」「考えても無駄」「政府が決めることだから」

言い訳はいくらでも出てくる。

その全てに一定の説得力はあり、誰も僕を攻めることはしなかった。

でも、間違いなく放棄していた。

考えることや表現することを。

今考えると、それが僕のストレスになっていたんだと思う。


僕が考えても、僕が表現してもどうしようもないことは確かに多かった。

震災の被害が軽減されるわけではない。

原発事故が収束するわけではない。

TPPの枠組みが変わるわけではない。

政治が信頼できるようになるわけではない。

景気が良くなるわけではない。

誰もが納得する税制ができるわけではない。

あり得ないと思う報道や政治家や会社や組織がなくなるわけではない。

イライラするようなニュースが聞こえてこなくなるわけじゃない。


僕が何を考えたって、何を表現したって何一つ変わらないのかもしれない。

それどころか、「何熱くなってるの?」って変わり者扱いされるのが関の山な気もする。

ただ、そうやって流されるままに生きてきたことへの負い目が僕にはある。

安定と自由を自分に都合がいいように解釈し、

自分以外の誰かより楽をすることや優位に立ちたいと思ってきたことへの自責の念がある。

本質が何かを見ようともしないまま、20年以上の時間を過ごしてきたことへの後悔がある。

それをわかっていたはずなのに、僕は放棄していた。

そんな2011年だった。


ここ数日の年末休暇中に、様々なことを考えた。

誰にも邪魔されない深夜に思考を巡らせた。

泣きそうになることもあったし怒りが湧き出してくることもあった。

そして、馬鹿らしくなることもあった。

それでも、本当に有益な時間だったと思う。

自分自身の立ち位置や考え方を整理することができた。

混乱している自分を俯瞰することができた。

僕がこれから何をしていくべきなのかが見えた気がした。


たどり着いた答えは、2011年になる前に得た答えと変わっていなかった。

大切なのは、「互いを知り合うこと」「互いを理解し合うこと」「互いを支え合うこと」

そのために、繋がることが必要だと言うこと。

答えが一緒だったということは、僕は迷っていただけなんだろう。

何もできないという現実を前にして、それを認めることが出来なかっただけなんだろう。

一見無駄に思える遠回りなのかもしれないが、僕にとっては意義深いことだった。

何故そうあるべきなのかを、我が身をもって理解することができたから。


きっと、2012年もストレスの溜まる年になるだろう。

自分にはどうしようもないことが次々と起こるだろう。

いや。もっと言えば日本の歴史にも残る大転換期を迎えるのかもしれない。

それが、「終わりの始まり」なのか「はじまりの始まり」なのかはわからないけど。

そして、僕らはその時代を生きている。

ありがたいことに、考えることや表現することを知っている。

表現や活動するためのツールも整っている。

できる限りやってみようと思う。

まあ、何が出来るかはわからないけど。

そして、それが結果に結びつくことは、残念ながらイメージできないけれど。

それでも、2011年と同じストレスを溜めながら生きていくよりはずっとマシだろう。

そして、僕が今までやってきたことから知ったことがある。

一見無駄に思えることでも、理解してくれる人は必ずいるということ。

そして、その繋がりは少しずつ広がっていくということ。

その積み重ねが、僕の意味なんだろうと思う。


なんだか、とっても暗い感じになってしまいました。

皆さんへの年賀状変わりに自分なりの2011年を振り返ろうと思っていたのですが…。

まあ、いい年ばかりではないということです。

あと少しで2012年が始まります。

どんな年になるにせよ、来年は明るく振り返れますように。

皆さんも、後悔の無い良い年をお迎えください。

2011/12
14

Posted on 2011 年 12 月 14 日 by takumi

僕が魅力を感じる人に共通していること。

面白い人であること。

それが何であっても構わない。

ただ、一生懸命であること。

そして、その何かに信念を持って取り組んでいること。

その「信念」を「哲学」と置き換えても「理念」と置き換えてもいい。

内なる想いが溢れ出さんばかりに、一心不乱に取り組む人。

そんな人が素敵だと思う。


夢を持てと言われて育ってきた僕らは、夢が何なのか知らなかった。

宇宙飛行士になること。

プロ野球選手になること。

お金持ちになること。

それが夢だと思っていた。

そして、理解するにつれて、それが不可能だと思うようになった。

夢なんて、手の届かないものだと思うようになった。


でも、いいんじゃないだろうか?

ちっぽけな理想を夢と呼んだって。

友達が笑っていられますように。

職場の仲間が充実した日々を過ごしていますように。

家族が幸せでありますように。

それが夢でもいいんじゃないだろうか?

そこに想いがあるのであれば。

それに向かって頑張っているのであれば。


僕は、周りにいる人全てが笑顔であって欲しい。

そのためには、互いに理解し合うことが必要だと考えている。

互いに繋がることが必要だと考えている。

だから、農業という切り口でそれを発信することに取り組んでいる。

それが僕の夢なんだろう。


僕が魅力を感じる人。

それは、夢を持っている人。

きっと、そんな人が増えれば。

自分の夢を語れる人が増えれば増えるだけ。

僕の周りが。

そして、日本全体が良い国になっていくのだと思います。

2011/10
24

まる麦プロジェクト2011 KICKOFF

Posted on 2011 年 10 月 24 日 by takumi

今年も新麦の時期がやって参りました。

今年の夏収穫された小麦が、皆さんの口に届く季節となりました。

というわけで、KICKOFFまる麦プロジェクト!!


今年は、頼もしい仲間ができました。

今まで、収穫時期の合間を縫って走り回ってきましたが、

今年は十勝で農業や食に興味を持つ仲間が一緒にやってくれることになりました。

名づけて「まる麦ネットワーク

新聞で目にされた方もいらっしゃるかもしれませんが、

組織だ立場だという枠組みを飛び越えて、

農業大好き。

農業を学びたい。

農業を通して何かを伝えたい。

そんな想いを持つ若者が集まりました。

組織ではなく、それぞれの想いをそれぞれで表現しようということで、代表も何もありません。

緩い繋がり。

友達や仲間と言った方が適当なのかもしれません。

そんな仲間達と、今年のまる麦プロジェクトは歩んでいきます。


とまあ、ここまでは少し前の話。

本日2011年10月23日。

まる麦プロジェクト2011は華々しくKICKOFFしました。

その始まりを担ったのが、畜大の学生サークル「あぐりとかち


十勝でしかできないことをしよう。

私達が肌で感じた十勝の魅力。それを伝えたい。

十勝だからできること。

畜大生だからできること。


これを合言葉に集まった学生が、自分達が伝えたいと思う小麦を表現しました。

あぐりとかちの説明はもちろんのこと、

まる麦ネットワークと参加団体の紹介。

11月1日からメニュー提供が始まる店舗の紹介。

手作りで丁寧に作ってくれました。

僕の場合はPCでパタパタと作ってしまいます・・・。

やはり、手書きは温かみがありますね。


提供内容は、まず小麦で作ったお茶。

皆さん知ってました?

麦茶の麦は大麦なんです。

小麦で作った小麦茶は麦茶とは違った味がするんです。

丁寧に炒ってあるので、香ばしくて麦の香りがするんです。

試飲いただいた方も、美味しいねって言ってくれました。


そして、今の麦畑を街中に再現!!

小麦には秋蒔き小麦と春蒔き小麦があります。

今回は、秋に蒔いた小麦畑をそのまま持ってきちゃいました!!

この、牧草のような小麦が、ひと冬を雪の下で過ごすんです。

そして、春の雪解けを迎え、夏の日差しを浴びながら育成し、夏の終わりに収穫されるのです。

市街地から少し離れるといっぱいあります。

しかし、ゆっくり見る機会はなかなかありません。

そして、説明を聞くこともほとんどないでしょう。

多くの方が、あぐりとかちの話に熱心に耳を傾けてくださいました。


んでもって、大好評だったまる麦の親子うどん。

うどんは小麦粉から出来ています。

そして、小麦粉はまる麦から出来ています。

確かに親子うどんだ。

これは美味しかったです。

ぶっかけ風に、まる麦と玉子とうどんをかき回して食べます。

甘辛く味付けされたまる麦のプニプニとした食感。

玉子にコーティングされたうどんの喉越し。

「嫁に来ないか?」と誘いたくなるほどの出来でした。


そして、小麦畑の隣では石臼を使った製粉体験。

畑の小麦を見ながら、来年の夏に収穫されるまる麦に触れる。

そして、それを自らの手で粉にしてみる。

見事な表現だったと思います。

そんな小難しいことにはお構いなしで、子供達には大人気でした。

そして、こんな場面も。

粉にした全粒粉を持って帰るとき、お母さんが子供にいいました。

「この畑にあるの小麦は農家さんが一生懸命育てているんだよ」

「それを、さっきみたく粉にして、皆が食べるパンになるんだよ」

なんだか感無量でした。

そうやって、農業と食が繋がっていることを知ってもらえる。

それが、あぐりとかちでありまる麦ネットワークが伝えたいことなんです。


今日は生憎の天候でした。

片付けのときは雨に打たれながらでした。

それでも、多くの方にまる麦を知ってもらえたと思います。

そこから、農業を感じてもらえたと思います。

そして、農業と食のつながりも。

あぐりとかちの皆。

本当にお疲れ様でした。

そして、ありがとう。


まる麦プロジェクト2011は、素晴らしいKICKOFFを迎えることができました。

11月1日から、9店舗で食べることができます。

現在検討いただいている店舗もありますが、確定している店舗だけご紹介させていただきます。

オランジュ
まる麦とカキのリゾット(1500円)

北海道ホテル バードウォッチカフェ
まる麦とシーフードのグラタン(単品1000円 セット1600円)
※ランチタイム(11時~16時)のみ

かくれんぼ 伊酒屋 じろう
まる麦のトマトクリームディップ(480円)

イージーダイナー
マグ de カリー(初回のみカップ付き880円 次回以降500円)
温玉と野菜のまる麦カレードリア(880円)

ブロンコ
プチプチまる麦デミグラバーグ(単品880円 セット1380円)

春香楼中央店
まる麦のしゅうまい(580円)
エビとまる麦の塩味炒め(900円)
豚肉の塩釜焼き まる麦ソース(700円)

手打ち蕎麦 玄葉(くろーば)
蝦夷鶏そぼろとまる麦の冷やし蕎麦(850円)

キッチン&カフェ ロコモコ
shambhara天竺
オムライスやスープカレー等のご飯の中にまる麦が入っています
※詳しくは、店舗にてご確認ください。

まる麦メニュー提供店やイベントの情報は、facebookにて集約して公開致します。

こちらをご覧ください。

お食事に行かれた方などは、よろしければコメントを投稿いただければ幸いです。

2011/09
24

卒業

Posted on 2011 年 9 月 24 日 by takumi

明日は、東京に行ってしまうおやせなメンバーのお別れ会です。

おやせなが発足して2年半。

今年の春くらいから、転勤などの事情で様々な方々と離れてしまいました。

出逢いの分だけ別れがあります。

これ、自然の摂理。

抗うことはできません。

寂しいですけど。


いきなり神妙な話になりますが、僕の人生は出逢いで出来ています。

同じ場所で、同じことを感じた仲間達のおかげで、今の僕があります。

共に泣きながら。

共に笑いながら。

共に悲しみながら。

共に喜びながら。

出逢った全ての人々の生き様と関わりながら今まで歩んできました。


自分の人生は、自分が生きています。

しかし、自分という概念を形作っているのは、共にある仲間です。

一緒に泣いてくれるからこそ、絶望してしまうことはありません。

一緒に笑ってくれるからこそ、喜ぶことができます。

そんな仲間の幸せを願うからこそ、自分の幸せが見えてきます。

そして、仲間が自分の存在を認識してくれるからこそ、

自分という存在はここにある意味を持ちます。

僕にとって、仲間とはそんな存在です。


またひとりの仲間と離れてしまいます。

一緒にいた時間は長いとは言えませんでした。

それでも、おやせなのことを応援してくれました。

イベントでは一緒に汗を流してくれました。

十勝のことが大好きで、農業にも興味を持ってくれました。

「こんなのが素敵だよね」を共有することができました。


今生の別れってわけではありません。

それでも、確実に共有する時間や想いは失われます。

それは、寂しいことです。

ただ、悪いことではありません。

失うものもあれば得るものもあります。

おやせなと接したことで、少しでも「何か」を感じてくれたのであれば、

きっと新しい場所で、他の誰かがその「何か」と関わるのでしょう。

多分、それが『縁』ってやつなんでしょう。

だから、僕達は笑顔で見送らなければならないのだと思います。

そして、ちゃんと言葉で伝えなければならないのだと思います。

「あなたと一緒にいられたことが、僕にとって宝物です」と。


とか言いつつ、皆の前で言える自信はないので、うたを贈ります。

今から10年程前。大学を卒業する親友の為に書いた歌です。

卒業とは歩を進めること。

今を精一杯やり遂げ、次の段階に入ること。

別れは寂しいけれど、卒業は悲しむことではなく祝うべきこと。

ちゃんと伝えよう。

一緒にいてくれたことへの感謝。

自分を形作ってくれたことへの感謝。

そして、これからもずっと一緒だってこと。



『卒業』

君と出会って僕は
たくさんの笑顔をもらいました
ぶつかったこともあったけど
その全てに今では感謝してるよ

ときどき現実の厳しさに
自分を見失うけど
そんなとき君が教えてくれた
「自分に負けちゃいけないんだよ」って

僕達はいつまでも一緒だよね
君の言葉忘れはしないから
君といた時間のこと
あの頃になったとしても
そのときには笑顔で思い出す

日常の大切さが
終わりが来て初めてわかりました

本当は離れたくはないけど
どうしようもない別れがあって
今では君といたすべての時間が
僕をつくる大切な宝物

離れること それは終わりじゃないよ
どこにいても忘れはしないから
何があっても いつになっても
君に会うときには
笑顔でいるよ 僕らは友達だ