食育活動をやってみようかと思っています。
個人的に「食育」って言葉にはちょっと違和感があります。
食を通して教育しようっていう表現はちょっとおこがましくないかなぁ~という気がしています。
当たり前のことと言えば、至極当然のことですよね?
ただ一方思うのです。
食べるときに「食べ物」に秘められたストーリーを感じる人はどの位いるのだろう?
そんなことを言っている自分自身、普段の「食べ物」に秘められたストーリー。
育てる人の想いやつくる人の想いを感じているだろうか?
それ以前に、その「食べ物」はどこで作られたものかを知っているのだろうか?
自分は恥ずかしながら自信を持ってYESとは言えない。
知り合いの農業生産者からいただいたものであれば、
「彼はこんなに美味しい食べ物を育てているんだ。」と思うことが出来る。
でも、それは本来スーパーに並ぶ野菜でも感じられるはずなんだと思う。
ただスーパーでやり取りするのは気持ちではなくお金でしかないのです。
なので感じられることは、「ひとくち何百円もするんだよ」ということくらい。
なんだか自分自身が恥ずかしくなってしまいます…。
僕らの目指す食育は、食べることを通しての教育ではなく、
「食」に関わることを職業として選んだ人の想いを知ってもらうこと。
そして、食べる人の想いを聞き、今以上に食に本気で関わる気持ちを「育む」こと。
そこから始めてみようと思っています。
どれだけ興味を持ってくれるかはわかりません。
一歩間違えば、ただの自己満足でしかない発信なので、
どれだけ気持ちが届くかもわかりません。
でも一歩目がなければ先に進むことはありえないよね?
そんな想いで僕たちの食育はスタートします。